「 書評(あ行) 」 一覧
『インストール』(綿矢りさ)_書評という名の読書感想文
2015/06/25 | 『インストール』(綿矢りさ), 作家別(わ行), 書評(あ行), 綿矢りさ
『インストール』綿矢 りさ 河出書房新社 2001年11月20日初版 この小説が文藝賞を受賞したときは、それはそれは大騒ぎで、たくさんのニュースになりました。何せ17歳の女子高生の受賞ですから
『あん』(ドリアン助川)_書評という名の読書感想文
2015/06/23 | 『あん』(ドリアン助川), ドリアン助川, 作家別(た行), 書評(あ行)
『あん』ドリアン助川 ポプラ文庫 2015年4月15日第一刷 線路沿いから一本路地を抜けたところにある小さなどら焼き店。千太郎が日がな一日鉄板に向かう店先に、バイトの求人をみてやってきたのは70歳を
『あの女』(真梨幸子)_書評という名の読書感想文
2015/06/16 | 『あの女』(真梨幸子), 作家別(ま行), 書評(あ行), 真梨幸子
『あの女』真梨 幸子 幻冬舎文庫 2015年4月25日初版 ただ幸せになりたいだけなのに。それだけなのに、つい自分の幸せと誰かの幸せを比較してしまう。ヤキモキして、勝手にもがき苦しんで、戦いを
『噂の女』(奥田英朗)_書評という名の読書感想文
2015/06/09 | 『噂の女』(奥田英朗), 作家別(あ行), 奥田英朗, 書評(あ行)
『噂の女』奥田 英朗 新潮文庫 2015年6月1日発行 糸井美幸は、噂の女 - 彼女は手練手管と肉体を使い、事務員を振り出しに玉の輿婚をなしとげ、高級クラブのママにまでのし上がります。高校まで
『雨に殺せば』(黒川博行)_書評という名の読書感想文
2015/05/21 | 『雨に殺せば』(黒川博行), 作家別(か行), 書評(あ行), 黒川博行
『雨に殺せば』黒川 博行 文芸春秋 1985年6月15日第一刷 今から30年前、第2回サントリーミステリー大賞の佳作受賞作品です。大変人気のある「大阪府警シリーズ」のごく初期の作品です。 「
『女ともだち』(真梨幸子)_書評という名の読書感想文
2015/05/18 | 『女ともだち』(真梨幸子), 作家別(ま行), 書評(あ行), 真梨幸子
『女ともだち』真梨 幸子 講談社文庫 2012年1月17日第一刷 「その事件は、実に不可解で不愉快で、不道徳なものだった。」(3章/冒頭の一節) 舞台は埼玉県と東京都の境にある、人口10万の
『悪意の手記』(中村文則)_書評という名の読書感想文
2015/05/12 | 『悪意の手記』(中村文則), 中村文則, 作家別(な行), 書評(あ行)
『悪意の手記』中村 文則 新潮文庫 2013年2月1日発行 死に至る病に冒されたものの、奇跡的に一命を取り留めた男。生きる意味を見出せず全ての生を憎悪し、その悪意に飲み込まれ、ついに親友を殺害し
『あおい』(西加奈子)_書評という名の読書感想文
2015/05/07 | 『あおい』(西加奈子), 作家別(な行), 書評(あ行), 西加奈子
『あおい』西 加奈子 小学館文庫 2007年6月11日初版 西加奈子のデビュー作です。「あおい」「サムのこと」「空心町深夜2時」の3編が収められています。 知名度から言えば圧倒的に「あおい」
『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』(山田詠美)_書評という名の読書感想文
2015/04/15 | 『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』(山田詠美), 作家別(や行), 山田詠美, 書評(あ行)
『明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち』山田 詠美 幻冬社 2013年2月25日第一刷 あたり前過ぎて書くのも憚られるのですが、時は思う以上に早く過ぎていくものです。あっと言う間に歳をと
『沈黙の町で』(奥田英朗)_書評という名の読書感想文
2015/03/07 | 『沈黙の町で』(奥田英朗), 作家別(あ行), 奥田英朗, 書評(あ行)
『沈黙の町で』奥田 英朗 朝日新聞出版 2013年2月28日第一刷 川崎市の多摩川河川敷で、中学1年生の上村遼太君の刺殺体が発見されたのは、2月20日のことでした。事件に関する報道は過熱する一
『赤目四十八瀧心中未遂』(車谷長吉)_書評という名の読書感想文
2015/02/23 | 『赤目四十八瀧心中未遂』(車谷長吉), 書評(あ行)
『赤目四十八瀧心中未遂』車谷 長吉 文芸春秋 1998年1月10日第一刷 時々この人の本を読みたくなるときがあります。理由は自分でもよく分かりませんが、三割くらいはたぶん名前のせいです。車谷長
『幾千の夜、昨日の月』(角田光代)_書評という名の読書感想文
2015/02/06 | 『幾千の夜、昨日の月』(角田光代), 作家別(か行), 書評(あ行), 角田光代
『幾千の夜、昨日の月』角田 光代 角川文庫 2015年1月25日初版 新聞で文庫の新刊が出ると知って、よく確かめもせずに奥さんに頼んで買ってきてもらったら、小説ではなくエッセイをまとめた本でし
『エイジ』(重松清)_書評という名の読書感想文
2015/01/30 | 『エイジ』(重松清), 作家別(さ行), 書評(あ行), 重松清
『エイジ』重松 清 新潮文庫 2004年7月1日発行 重松清の小説が嫌いだと言う人はあまりいないと思います。特にこの人と同年輩の読者は、特別好きではなくても、重松清が伝えようとするものには大いに納得
『I’m sorry,mama.』(桐野夏生)_書評という名の読書感想文
2015/01/29 | 『I'm sorry,mama.』(桐野夏生), 作家別(か行), 書評(あ行), 桐野夏生
『I'm sorry,mama.』桐野 夏生 集英社 2004年11月30日第一刷 桐野夏生はなぜこんな小説を書くのだろう、どうしてこんな小説が書けるのか、とよく思います。小説の内容は、およそ
『円卓』(西加奈子)_書評という名の読書感想文
2015/01/28 | 『円卓』(西加奈子), 作家別(な行), 書評(あ行), 西加奈子
『円卓』西 加奈子 文春文庫 2013年10月10日第一刷 直木賞の『サラバ!』を読む前に、一冊別の小説を買いました。今まで名前すらよく知らなかった人なので、とりあえずエクササイズに読もうと思