「 書評(あ行) 」 一覧
『Iの悲劇』(米澤穂信)_書評という名の読書感想文
2019/10/25 | 『Iの悲劇』(米澤穂信), 作家別(や行), 書評(あ行), 米澤穂信
『Iの悲劇』米澤 穂信 文藝春秋 2019年9月25日第1刷 序章 Iの悲劇 吐く息も凍りそうに冷え込んだ明け方、数えで百歳の女性が息を引き取った。大きな病気はなく、前日まで隣人
『おるすばん』(最東対地)_書評という名の読書感想文
2019/10/09 | 『おるすばん』(最東対地), 作家別(さ行), 書評(あ行), 最東対地
『おるすばん』最東 対地 角川ホラー文庫 2019年9月25日初版 絶対にドアを開けてはいけない・・・・・・・ あいつがやって来る、来るぞ、来るぞ、来るぞ、来るぞ! 「ドロボ
『朝が来るまでそばにいる』(彩瀬まる)_書評という名の読書感想文
2019/09/20 | 『朝が来るまでそばにいる』(彩瀬まる), 作家別(あ行), 彩瀬まる, 書評(あ行)
『朝が来るまでそばにいる』彩瀬 まる 新潮文庫 2019年9月1日発行 火葬したはずの妻が家にいた。「体がなくなったって、私はあなたの奥さんだから」。生前と同じように振る舞う彼女との
『あなたの本当の人生は』(大島真寿美)_書評という名の読書感想文
2019/09/13 | 『あなたの本当の人生は』(大島真寿美), 作家別(あ行), 大島真寿美, 書評(あ行)
『あなたの本当の人生は』大島 真寿美 文春文庫 2019年8月1日第2刷 「書くこと」 に囚われた女たち 書けなくなった老作家、代わりに書く秘書、書きたい弟子 - 三人の奇妙な生活の
『五つ数えれば三日月が』(李琴峰)_書評という名の読書感想文
2019/09/06 | 『五つ数えれば三日月が』(李琴峰), 書評(あ行), 李琴峰
『五つ数えれば三日月が』李 琴峰 文藝春秋 2019年7月30日第1刷 日本で働く台湾人の私、台湾に渡った友人の実桜。平成最後の夏の日、二人は東京で再会する。話す言葉、住む国 -
『秋山善吉工務店』(中山七里)_書評という名の読書感想文
2019/09/04 | 『秋山善吉工務店』(中山七里), 中山七里, 作家別(な行), 書評(あ行)
『秋山善吉工務店』中山 七里 光文社文庫 2019年8月20日初版 父・秋山史親を火災で失った雅彦と太一、母・景子。止むを得ず史親の実家の工務店に身を寄せるが、彼らは昔気質の祖父・善
『凍てつく太陽』(葉真中顕)_書評という名の読書感想文
2019/08/30 | 『凍てつく太陽』(葉真中顕), 作家別(は行), 書評(あ行), 葉真中顕
『凍てつく太陽』葉真中 顕 幻冬舎 2019年1月31日第2版 昭和二十年 - 終戦間際の北海道・室蘭。逼迫した戦況を一変させるという陸軍の軍事機密 「カンナカムイ」 をめぐり、軍需
『あなたの不幸は蜜の味』(辻村深月ほか)_書評という名の読書感想文
2019/08/21 | 『あなたの不幸は蜜の味』(辻村深月ほか), 作家別(た行), 書評(あ行), 辻村深月
『あなたの不幸は蜜の味』辻村深月ほか PHP文芸文庫 2019年7月19日第1版 ある地方都市で起きた放火事件を通して、自意識過剰な人間の滑稽さを見つめた 「石蕗南地区の放火」、過食
『いかれころ』(三国美千子)_書評という名の読書感想文
2019/08/05 | 『いかれころ』(三国美千子), 三国美千子, 作家別(ま行), 書評(あ行)
『いかれころ』三国 美千子 新潮社 2019年6月25日発行 「ほんま私は、いかれころや」 母が河内弁で呟く 「踏んだり蹴ったり」 を何度聞いたことだろう。 南大阪のある一族に
『蟻の菜園/アントガーデン』(柚月裕子)_書評という名の読書感想文
2019/07/26 | 『蟻の菜園/アントガーデン』(柚月裕子), 作家別(や行), 書評(あ行), 柚月裕子
『蟻の菜園/アントガーデン』柚月 裕子 角川文庫 2019年6月25日初版 婚活サイトを利用した連続不審死事件に関与したとして、殺人容疑がかかる円藤冬香。しかし冬香には鉄壁のアリバイ
『逢魔が時に会いましょう』(荻原浩)_書評という名の読書感想文
2019/07/15 | 『逢魔が時に会いましょう』(荻原浩), 作家別(あ行), 書評(あ行), 荻原浩
『逢魔が時に会いましょう』荻原 浩 集英社文庫 2018年11月7日第2刷 大学4年生の高橋真矢は、映画研究会在籍の実力を買われ、アルバイトで民俗学者・布目准教授の助手となった。布目
『義弟 (おとうと)』(永井するみ)_書評という名の読書感想文
2019/06/12 | 『義弟 (おとうと)』(永井するみ), 作家別(な行), 書評(あ行), 永井するみ
『義弟 (おとうと)』永井 するみ 集英社文庫 2019年5月25日第1刷 克己と彩は血の繋がりのない義理の姉弟。成人した今、克己の彩に対する感情は、姉以上のものになっていた。そんな
『海の見える理髪店』(荻原浩)_書評という名の読書感想文
2019/05/29 | 『海の見える理髪店』(荻原浩), 作家別(あ行), 書評(あ行), 荻原浩
『海の見える理髪店』荻原 浩 集英社文庫 2019年5月25日第1刷 第155回直木賞受賞作 伝えられなかった言葉。忘れられない後悔。もしも 「あの時」 に戻ることができたら・
『あのこは貴族』(山内マリコ)_書評という名の読書感想文
2019/05/27 | 『あのこは貴族』(山内マリコ), 作家別(や行), 山内マリコ, 書評(あ行)
『あのこは貴族』山内 マリコ 集英社文庫 2019年5月25日第1刷 TOKYO NOBLE GIRL - 東京には貴族がいる 東京生まれの華子は、箱入り娘として何不自由なく育
『ウツボカズラの甘い息』(柚月裕子)_書評という名の読書感想文
2019/04/22 | 『ウツボカズラの甘い息』(柚月裕子), 作家別(や行), 書評(あ行), 柚月裕子
『ウツボカズラの甘い息』柚月 裕子 幻冬舎文庫 2018年10月10日初版 容疑者は、ごく平凡な主婦 ・・・・・ のはずだった。殺人と巨額詐欺。交錯する二つの事件は人の狂気を炙り出す