「 作家別(か行) 」 一覧
『センセイの鞄』(川上弘美)_書評という名の読書感想文
2015/09/22 | 『センセイの鞄』(川上弘美), 作家別(か行), 川上弘美, 書評(さ行)
『センセイの鞄』川上 弘美 平凡社 2001年6月25日初版第一刷 ひとり通いの居酒屋で37歳のツキコさんがたまさか隣あったご老体は、学生時代の国語の恩師だった。カウンターでぽつりぽつりと交わす
『乳と卵』(川上未映子)_書評という名の読書感想文
2015/09/18 | 『乳と卵』(川上未映子), 作家別(か行), 川上未映子, 書評(た行)
『乳と卵』川上 未映子 文春文庫 2010年9月10日第一刷 娘の緑子を連れて大阪から上京したきた姉でホステスの巻子。巻子は豊胸手術を受けることに取り憑かれている。緑子は言葉を発することを拒否し
『くまちゃん』(角田光代)_書評という名の読書感想文
2015/09/15 | 『くまちゃん』(角田光代), 作家別(か行), 書評(か行), 角田光代
『くまちゃん』角田 光代 新潮文庫 2011年11月1日発行 例えば、結局ふられてしまうことになる古平苑子(23歳)は、こんな風に思っています。 中学二年生のとき、苑子の身長は154センチでぴ
『FLY,DADDY,FLY』(金城一紀)_書評という名の読書感想文
2015/09/11 | 『FLY,DADDY,FLY』(金城一紀), 作家別(か行), 書評(は行), 金城一紀
『FLY,DADDY,FLY』金城 一紀 講談社 2003年1月31日第一刷 知ってる人は知っている。あの『レヴォリューションNO.3』で華麗なデビューをはたした伝説的(これは勝手に私がそう言
『ヘヴン』(川上未映子)_書評という名の読書感想文
2015/09/04 | 『ヘヴン』(川上未映子), 作家別(か行), 川上未映子, 書評(は行)
『ヘヴン』川上 未映子 講談社文庫 2012年5月15日第一刷 「わたしたちは仲間です」- 十四歳のある日、同級生からの苛めに耐える「僕」は、差出人不明の手紙を受け取る。苛められる者同士が育んだ
『かなたの子』(角田光代)_書評という名の読書感想文
2015/09/02 | 『かなたの子』(角田光代), 作家別(か行), 書評(か行), 角田光代
『かなたの子』角田 光代 文春文庫 2013年11月10日第一刷 生まれなかった子が、新たな命を身ごもった母に語りかける。あたしは、海のそばの「くけど」にいるよ - 。日本の土俗的な物語に宿る残
『玉蘭』(桐野夏生)_書評という名の読書感想文
2015/08/20 | 『玉蘭』(桐野夏生), 作家別(か行), 書評(か行), 桐野夏生
『玉蘭』桐野 夏生 朝日文庫 2004年2月28日第一刷 ここではないどこかへ・・・・・・・。東京の日常に疲れ果てた有子は、編集者の仕事も恋人も捨てて上海留学を選ぶ。だが、心の空虚は埋まらない。そん
『だれかのいとしいひと』(角田光代)_書評という名の読書感想文
2015/08/17 | 『だれかのいとしいひと』(角田光代), 作家別(か行), 書評(た行), 角田光代
『だれかのいとしいひと』角田 光代 文春文庫 2004年5月10日第一刷 角田光代のことは、好きになったばかりだ。 会ったのはまだ二度だけ。あまり話をしないように気をつけている。僕は今まで一気に人を
『203号室』(加門七海)_書評という名の読書感想文
2015/07/28 | 『203号室』(加門七海), 作家別(か行), 加門七海, 書評(な行)
『203号室』加門 七海 光文社文庫 2004年9月20日初版 「ここには、何かがいる・・・・・・・」。大学に受かり、念願の一人暮らしを始めた沖村清美が選んだアパートの一室は、どこかがおかしかった。
『真鶴』(川上弘美)_書評という名の読書感想文
2015/07/24 | 『真鶴』(川上弘美), 作家別(か行), 川上弘美, 書評(ま行)
『真鶴』川上 弘美 文春文庫 2009年10月10日第一刷 12年前に夫の礼は失踪した、「真鶴」 という言葉を日記に残して。京 (けい) は、母親、一人娘の百 (もも) と三人で暮らしを営む。不在の
『煙霞』(黒川博行)_書評という名の読書感想文
2015/07/22 | 『煙霞』(黒川博行), 作家別(か行), 書評(か行), 黒川博行
『煙霞』黒川 博行 文芸春秋 2009年1月30日第一刷 WOWOWでドラマになっているらしい。 北新地のホステスと欧州視察旅行に出かける理事長を誘拐した美術講師の熊谷と音楽教諭の菜穂子。私学
『鈴木ごっこ』(木下半太)_書評という名の読書感想文
2015/07/15 | 『鈴木ごっこ』(木下半太), 作家別(か行), 書評(さ行), 木下半太
『鈴木ごっこ』木下 半太 幻冬舎文庫 2015年6月10日初版 世田谷区のある空き家にわけありの男女四人(男三人、女一人)が集められる。四人には、ヤクザに多額の借金があった。借金を返済するために
『それもまたちいさな光』(角田光代)_書評という名の読書感想文
2015/07/14 | 『それもまたちいさな光』(角田光代), 作家別(か行), 書評(さ行), 角田光代
『それもまたちいさな光』角田 光代 文春文庫 2012年5月10日第一刷 【主人公である悠木仁絵の、それはそれは無惨な恋の話】 27歳の仁絵が、佐藤雅弘というひとつ年下の男に恋をします。雅弘が
『勁草』(黒川博行)_書評という名の読書感想文
2015/06/30 | 『勁草』(黒川博行), 作家別(か行), 書評(か行), 黒川博行
『勁草』黒川 博行 徳間書店 2015年6月30日初版 遺産を目当てに、67歳の女が言葉巧みに老いた独身男に言い寄って、懇ろになったと思いきや、次から次へと毒殺してしまう - 京都府向日市で起きた
『月と雷』(角田光代)_書評という名の読書感想文
2015/06/19 | 『月と雷』(角田光代), 作家別(か行), 書評(た行), 角田光代
『月と雷』角田 光代 中央公論新社 2012年7月10日初版 大人になっても普通の生活ができないのが智、普通の生活ができる人と一緒に暮らそうとして、やっぱり暮らせないのが泰子です。 智と泰子