「 作家別(か行) 」 一覧
『ドアの向こうに』(黒川博行)_書評という名の読書感想文
2015/06/17 | 『ドアの向こうに』(黒川博行), 作家別(か行), 書評(た行), 黒川博行
『ドアの向こうに』黒川 博行 創元推理文庫 2004年7月23日初版 大阪南東部の橋梁工事現場でバラバラ死体が発見された。同じ場所から発見されたにも拘わらず、頭部は腐敗し、脚部は干からびたミイラ
『忌中』(車谷長吉)_書評という名の読書感想文
2015/05/25 | 『忌中』(車谷長吉), 作家別(か行), 書評(か行), 車谷長吉
『忌中』車谷 長吉 文芸春秋 2003年11月15日第一刷 5月17日、妻の父が86歳で息を引き取りました。義父の呼吸が止まったのが昼の12時30分頃、車谷長吉が亡くなったのはその4時間ほど前
『ちょっと今から仕事やめてくる』(北川恵海)_書評という名の読書感想文
2015/05/24 | 『ちょっと今から仕事やめてくる』(北川恵海), 作家別(か行), 北川恵海, 書評(た行)
『ちょっと今から仕事やめてくる』北川 恵海 メディアワークス文庫 2015年2月25日初版 これ言ってもいいのかしら? ・・・・・・・、まぁ、タイトルと文庫の表紙見れば大概の人は内容自体は予想で
『死ねばいいのに』(京極夏彦)_書評という名の読書感想文
2015/05/22 | 『死ねばいいのに』(京極夏彦), 京極夏彦, 作家別(か行), 書評(さ行)
『死ねばいいのに』京極 夏彦 講談社 2010年5月15日初版 3ヶ月前、マンションの一室でアサミという女が謎の死を遂げた。彼女について知りたいと執拗に問いかける、若い男。派遣社員だった彼女と同じ職
『雨に殺せば』(黒川博行)_書評という名の読書感想文
2015/05/21 | 『雨に殺せば』(黒川博行), 作家別(か行), 書評(あ行), 黒川博行
『雨に殺せば』黒川 博行 文芸春秋 1985年6月15日第一刷 今から30年前、第2回サントリーミステリー大賞の佳作受賞作品です。大変人気のある「大阪府警シリーズ」のごく初期の作品です。 「
『ドラママチ』(角田光代)_書評という名の読書感想文
2015/05/10 | 『ドラママチ』(角田光代), 作家別(か行), 書評(た行), 角田光代
『ドラママチ』角田 光代 文春文庫 2009年6月10日第一刷 〈高円寺〉、〈荻窪〉、〈吉祥寺〉・・・東京・中央線沿線の街を舞台にした〈待つ女〉の話が8編収められた作品集です。 表題作「ドラ
『ざらざら』(川上弘美)_書評という名の読書感想文
2015/05/03 | 『ざらざら』(川上弘美), 作家別(か行), 川上弘美, 書評(さ行)
『ざらざら』川上 弘美 新潮文庫 2011年3月1日発行 風の吹くまま旅をしよう、と和史が言ったのだ。なんなのよそれ、あんたは昔のフォーク歌手か、とあたしは言いそうになったが、我慢した。(「ラ
『左手首』(黒川博行)_書評という名の読書感想文
2015/04/23 | 『左手首』(黒川博行), 作家別(か行), 書評(は行), 黒川博行
『左手首』黒川 博行 新潮社 2002年3月15日発行 表題作の「左手首」を始め、「内会」「徒花」「淡雪」「帳尻」「解体」「冬桜」の全7編からなる短編集です。 この人が書く小説に、聖人君子の
『マザコン』(角田光代)_書評という名の読書感想文
2015/04/12 | 『マザコン』(角田光代), 作家別(か行), 書評(ま行), 角田光代
『マザコン』角田 光代 集英社文庫 2010年11月25日第一刷 この小説は、大人になった息子や娘たちの、母親への様々な想いを描いた8編からなる短編集です。女性であって女性でない、もはや〈母〉とし
『天頂より少し下って』(川上弘美)_書評という名の読書感想文
2015/04/03 | 『天頂より少し下って』(川上弘美), 作家別(か行), 川上弘美, 書評(た行)
『天頂より少し下って』川上 弘美 小学館文庫 2014年7月13日初版 『天頂より少し下って』には、7つの短編が収められています。文庫本の解説には〈奇妙な味とユーモア、そしてやわらかな幸福感〉
『神様』(川上弘美)_書評という名の読書感想文
2015/03/20 | 『神様』(川上弘美), 作家別(か行), 川上弘美, 書評(か行)
『神様』川上 弘美 中公文庫 2001年10月25日初版 なぜなんだろうと。なぜ私はこの人の小説を読みたいと思うのか。熱烈なファンかといえば、そんなわけでもありません。それでも、なぜか気になって手
『八日目の蝉』(角田光代)_書評という名の読書感想文
2015/03/17 | 『八日目の蝉』(角田光代), 作家別(か行), 書評(や行), 角田光代
『八日目の蝉』角田 光代 中央公論新社 2007年3月25日初版 この小説は、不倫相手の夫婦に生まれた赤ちゃんを奪い、3年半もの間逃亡生活を続けた一人の女と、誘拐犯を母と信じて育った娘の話です
『蛇を踏む』(川上弘美)_書評という名の読書感想文
2015/03/03 | 『蛇を踏む』(川上弘美), 作家別(か行), 川上弘美, 書評(は行)
『蛇を踏む』川上 弘美 文芸春秋 1996年9月1日第一刷 ミドリ公園に行く途中の藪で、蛇を踏んでしまった。 こんな書き出しで始まる芥川賞受賞作 『蛇を踏む』 は、川上弘美が38歳のときの作品で
『奴隷小説』(桐野夏生)_書評という名の読書感想文
2015/03/01 | 『奴隷小説』(桐野夏生), 作家別(か行), 書評(た行), 桐野夏生
『奴隷小説』桐野 夏生 文芸春秋 2015年1月30日第一刷 過激です。 桐野夏生の新刊『奴隷小説』はタイトル通り、著しく虐げられた、《奴隷のような》人々の話です。何かに囚われて、奴隷的な状
『国境』(黒川博行)_書評という名の読書感想文(その2)
2015/02/27 | 『国境』(黒川博行), 作家別(か行), 書評(か行), 黒川博行
『国境』(その2)黒川 博行 講談社 2001年10月30日第一刷 羅津・先鋒は咸鏡北道の北の果て、平壌からは直線距離にして約500km・・・・・・・。北朝鮮での追跡劇は、一旦平壌で幕を閉じます。