「 書評(か行) 」 一覧
『彼女は存在しない』(浦賀和宏)_書評という名の読書感想文
2017/01/20 | 『彼女は存在しない』(浦賀和宏), 作家別(あ行), 書評(か行), 浦賀和宏
『彼女は存在しない』浦賀 和宏 幻冬舎文庫 2003年10月10日初版 平凡だが幸せな生活を謳歌していた香奈子の日常は、恋人・貴治がある日突然、何者かに殺されたのを契機に狂い始める・・・・。同じ頃、
『GIVER/復讐の贈与者』(日野草)_書評という名の読書感想文
2017/01/18 | 『GIVER/復讐の贈与者』(日野草), 作家別(は行), 日野草, 書評(か行)
『GIVER/復讐の贈与者』日野 草 角川文庫 2016年8月25日初版 雨の降り続く日、訪ねてきた女に俺は仰天する。彼女は数時間前、俺に殺され、浴室で冷たくなっているはずだ - 。過去に負い目を抱
『幻年時代』(坂口恭平)_書評という名の読書感想文
2016/12/12 | 『幻年時代』(坂口恭平), 作家別(さ行), 坂口恭平, 書評(か行)
『幻年時代』坂口 恭平 幻冬舎文庫 2016年12月10日初版 4才の春。電電公社の巨大団地を出て初めて幼稚園に向かった。なんの変哲もないこの400mの道行きは、自由を獲得するための冒険のはじまりだ
『櫛挽道守(くしひきちもり)』(木内昇)_書評という名の読書感想文
2016/12/05 | 『櫛挽道守(くしひきちもり)』(木内昇), 作家別(か行), 書評(か行), 木内昇
『櫛挽道守(くしひきちもり)』木内 昇 集英社文庫 2016年11月25日第一刷 幕末の木曽山中。神業と呼ばれるほどの腕を持つ父に憧れ、櫛挽職人を目指す登瀬。しかし女は嫁して子をなし、家を守ることが
『この話、続けてもいいですか。』(西加奈子)_書評という名の読書感想文
2016/11/09 | 『この話、続けてもいいですか。』(西加奈子), 作家別(な行), 書評(か行), 西加奈子
『この話、続けてもいいですか。』西 加奈子 ちくま文庫 2011年11月10日第一刷 先日たまたまテレビをつけたら『MUSIC FAIR』という音楽番組で、松任谷由実とJUJUとがデュエットをして
『国道沿いのファミレス』(畑野智美)_書評という名の読書感想文
2016/11/07 | 『国道沿いのファミレス』(畑野智美), 作家別(は行), 書評(か行), 畑野智美
『国道沿いのファミレス』畑野 智美 集英社文庫 2013年5月25日第一刷 佐藤善幸、外食チェーンの正社員。身に覚えのない女性問題が原因で左遷された先は、6年半一度も帰っていなかった故郷の町にある店
『枯れ蔵』(永井するみ)_書評という名の読書感想文
2016/10/31 | 『枯れ蔵』(永井するみ), 作家別(な行), 書評(か行), 永井するみ
『枯れ蔵』永井 するみ 新潮社 1997年1月20日発行 富山の有機米農家の水田に、T型トビイロウンカが異常発生。日本に存在しないはずの害虫がなぜ - 。有機米使用の商品を企画した食品メーカー社員・
『影踏み』(横山秀夫)_書評という名の読書感想文
2016/10/25 | 『影踏み』(横山秀夫), 作家別(や行), 書評(か行), 横山秀夫
『影踏み』横山 秀夫 祥伝社 2003年11月20日初版 三月二十五日早朝 - 。三寒四温でいうなら、真壁修一の出所は寒の日にあたった。高塀の外に出迎えの人影はなく、だが、内耳の奥には耳骨をつんつ
『暗い越流』(若竹七海)_書評という名の読書感想文
2016/10/24 | 『暗い越流』(若竹七海), 作家別(わ行), 書評(か行), 若竹七海
『暗い越流』若竹 七海 光文社文庫 2016年10月20日初版 5年前、通りかかった犬に吠えられ飼い主と口論になった末に逆上し車で暴走、死者5名、重軽傷者23名という事件を引き起こした最低の死刑囚・
『菊葉荘の幽霊たち』(角田光代)_書評という名の読書感想文
2016/10/21 | 『菊葉荘の幽霊たち』(角田光代), 作家別(か行), 書評(か行), 角田光代
『菊葉荘の幽霊たち』角田 光代 角川春樹事務所 2003年5月18日第一刷 友人・吉元の家探しを手伝いはじめた「わたし」。吉元が「これぞ理想」とする木造アパートはあいにく満室。住人を一人追い出そうと
『貴婦人Aの蘇生』(小川洋子)_書評という名の読書感想文
2016/10/11 | 『貴婦人Aの蘇生』(小川洋子), 作家別(あ行), 小川洋子, 書評(か行)
『貴婦人Aの蘇生』小川 洋子 朝日文庫 2005年12月30日第一刷 北極グマの剥製に顔をつっこんで絶命した伯父。死んだ動物たちに刺繍をほどこす伯母。この謎の貴婦人はロマノフ王朝の最後の生き残りなの
『告白』(湊かなえ)_書評という名の読書感想文
2016/09/19 | 『告白』(湊かなえ), 作家別(ま行), 書評(か行), 湊かなえ
『告白』湊 かなえ 双葉文庫 2010年4月11日第一刷 「愛美は死にました。しかし、事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」 我が子を校内で亡くした中学校の女性教師によるホームルーム
『この年齢(とし)だった! 』(酒井順子)_書評という名の読書感想文
2016/09/14 | 『この年齢(とし)だった! 』(酒井順子), 作家別(さ行), 書評(か行), 酒井順子
『この年齢(とし)だった! 』酒井 順子 集英社文庫 2015年8月25日第一刷 中の一編、夭折の詩人・金子みすゞについての話を紹介したいと思います。山口県の日本海側にある仙崎という漁港。かつては
『携帯の無い青春』(酒井順子)_書評という名の読書感想文
2016/08/30 | 『携帯の無い青春』(酒井順子), 作家別(さ行), 書評(か行), 酒井順子
『携帯の無い青春』酒井 順子 幻冬舎文庫 2011年6月10日初版 黒電話の前で、「彼」からの電話を待つ。そんな、今の若者には信じられないであろう、青春時代の思い出を持つ「バブル」世代。女子大生ブー
『吉祥寺の朝日奈くん』(中田永一)_書評という名の読書感想文
2016/08/27 | 『吉祥寺の朝日奈くん』(中田永一), 中田永一, 作家別(な行), 書評(か行)
『吉祥寺の朝日奈くん』中田 永一 祥伝社文庫 2012年12月20日第一刷 彼女の名前は、上から読んでも下から読んでも、山田真野(やまだまや)。吉祥寺の喫茶店に勤める細身で美人の彼女に会いたくて、僕