『沈黙の町で』(奥田英朗)_書評という名の読書感想文
2015/03/07 | 『沈黙の町で』(奥田英朗), 作家別(あ行), 奥田英朗, 書評(あ行)
『沈黙の町で』奥田 英朗 朝日新聞出版 2013年2月28日第一刷 川崎市の多摩川河川敷で、中学1年生の上村遼太君の刺殺体が発見されたのは、2月20日のことでした。事件に関する報道は過熱する一
2015/03/07 | 『沈黙の町で』(奥田英朗), 作家別(あ行), 奥田英朗, 書評(あ行)
『沈黙の町で』奥田 英朗 朝日新聞出版 2013年2月28日第一刷 川崎市の多摩川河川敷で、中学1年生の上村遼太君の刺殺体が発見されたのは、2月20日のことでした。事件に関する報道は過熱する一
2015/03/05 | 『ベッドタイムアイズ』(山田詠美), 作家別(や行), 山田詠美, 書評(は行)
『ベッドタイムアイズ』山田 詠美 河出書房新社 1985年11月25日初版 2 sweet + 2 be =4 gotten( Too sweet to be forgotten 忘れ去られる
2015/03/04 | 『夜明けの縁をさ迷う人々』(小川洋子), 作家別(あ行), 小川洋子, 書評(や行)
『夜明けの縁をさ迷う人々』小川 洋子 角川文庫 2010年6月25日初版 私にとっては、ちょっと書き倦ねていた感のある人です。元来ドロドロ系で、生身の人間の体臭に噎せ返るような小説が好きな私にとっ
2015/03/03 | 『蛇を踏む』(川上弘美), 作家別(か行), 川上弘美, 書評(は行)
『蛇を踏む』川上 弘美 文芸春秋 1996年9月1日第一刷 ミドリ公園に行く途中の藪で、蛇を踏んでしまった。 こんな書き出しで始まる芥川賞受賞作 『蛇を踏む』 は、川上弘美が38歳のときの作品で
2015/03/01 | 『奴隷小説』(桐野夏生), 作家別(か行), 書評(た行), 桐野夏生
『奴隷小説』桐野 夏生 文芸春秋 2015年1月30日第一刷 過激です。 桐野夏生の新刊『奴隷小説』はタイトル通り、著しく虐げられた、《奴隷のような》人々の話です。何かに囚われて、奴隷的な状
2015/02/27 | 『国境』(黒川博行), 作家別(か行), 書評(か行), 黒川博行
『国境』(その2)黒川 博行 講談社 2001年10月30日第一刷 羅津・先鋒は咸鏡北道の北の果て、平壌からは直線距離にして約500km・・・・・・・。北朝鮮での追跡劇は、一旦平壌で幕を閉じます。
2015/02/27 | 『国境』(黒川博行), 作家別(か行), 書評(か行), 黒川博行
『国境』(その1)黒川 博行 講談社 2001年10月30日第一刷 建設コンサルタントの二宮と暴力団二蝶会幹部の桑原、浪花の最強コンビが帰ってきました。 前作の『疫病神』から1年後。二宮と桑原の
2015/02/26 | 『眺望絶佳』(中島京子), 中島京子, 作家別(な行), 書評(た行)
『眺望絶佳』中島 京子 角川文庫 2015年1月25日初版 藤野可織が書いている解説に、とても感心しました。文庫の帯には、「本書は、神様を持たない人に神様をくれる本だと思う」と大書してあります
2015/02/25 | 『雪の断章』(佐々木丸美), 佐々木丸美, 作家別(さ行), 書評(や行)
『雪の断章』佐々木 丸美 創元推理文庫 2008年12月26日初版 冬は厳しく街に君臨した。凍れが支配して雪舞いをよせつけなかった。冬の青空なんてナンセンスだ。やわらかい灰色で私を抱き、こな雪
2015/02/23 | 『赤目四十八瀧心中未遂』(車谷長吉), 書評(あ行)
『赤目四十八瀧心中未遂』車谷 長吉 文芸春秋 1998年1月10日第一刷 時々この人の本を読みたくなるときがあります。理由は自分でもよく分かりませんが、三割くらいはたぶん名前のせいです。車谷長
2015/02/22 | 『三面記事小説』(角田光代), 作家別(か行), 書評(さ行), 角田光代
『三面記事小説』角田 光代 文芸春秋 2007年9月30日第一刷 「愛の巣」:夫が殺した不倫相手を自宅の床下に埋めたまま、26年も暮らしていた事件。 「ゆうべの花火」:既婚の男を愛するあまり、
2015/02/20 | 『君は永遠にそいつらより若い』(津村記久子), 作家別(た行), 書評(か行), 津村記久子
『君は永遠にそいつらより若い』津村 記久子 筑摩書房 2005年11月10日初版 この小説は、津村記久子のデビュー作にして太宰治賞の受賞作です。 私は、この人の書く小説が好きです。小説の主人公(
2015/02/19 | 『誰かが足りない』(宮下奈都), 作家別(ま行), 宮下奈都, 書評(た行)
『誰かが足りない』宮下 奈都 双葉文庫 2014年10月19日第一刷 優しい - 「優しくて、しかも前向き」 な小説を読みました。本屋大賞にノミネートされたのがわかる気がします。ときにはこんな話を
2015/02/17 | 『奇貨』(松浦理英子), 作家別(ま行), 書評(か行), 松浦理英子
『奇貨』松浦 理英子 新潮文庫 2015年2月1日発行 知ってる人は、知っている。・・・たぶん、松浦理英子という作家さんはそんなにメジャーな人ではありません。寡作ですし、おそらく書く小説が広く一般
2015/02/15 | 『ひらいて』(綿矢りさ), 作家別(わ行), 書評(は行), 綿矢りさ
『ひらいて』綿矢 りさ 新潮社文庫 2015年2月1日発行 文庫の解説は、タレントの光浦靖子さんが書いています。この人テレビではとぼけたキャラでダメ女を演じていますが、ほんとは(失礼な言い方ですが
『あいにくあんたのためじゃない』柚木 麻子 新潮社 2024年3月2
『執着者』櫛木 理宇 創元推理文庫 2024年1月12日 初版
『オーブランの少女』深緑 野分 創元推理文庫 2019年6月21日
『揺籠のアディポクル』市川 憂人 講談社文庫 2024年3月15日
『海神 (わだつみ)』染井 為人 光文社文庫 2024年2月20日