「 書評(は行) 」 一覧
『本と鍵の季節』(米澤穂信)_書評という名の読書感想文
2019/01/08 | 『本と鍵の季節』(米澤穂信), 作家別(や行), 書評(は行), 米澤穂信
『本と鍵の季節』米澤 穂信 集英社 2018年12月20日第一刷 米澤穂信の新刊 『本と鍵の季節』 を読みました。相変わらずの安定感、その滑らかさには舌を巻きます。長編 『王とサーカス
『犯罪小説集』(吉田修一)_書評という名の読書感想文
2018/12/17 | 『犯罪小説集』(吉田修一), 作家別(や行), 吉田修一, 書評(は行)
『犯罪小説集』吉田 修一 角川文庫 2018年11月25日初版 田園に続く一本道が分かれるY字路で、1人の少女が消息を絶った。犯人は不明のまま10年の時が過ぎ、少女の祖父の五郎や直前
『八月は冷たい城』(恩田陸)_書評という名の読書感想文
2018/12/10 | 『八月は冷たい城』(恩田陸), 作家別(あ行), 恩田陸, 書評(は行)
『八月は冷たい城』恩田 陸 講談社タイガ 2018年10月22日第一刷 夏流城(かなしろ) での林間学校に初めて参加する光彦(てるひこ)。毎年子どもたちが城に行かされる理由を知っては
『墓地を見おろす家』(小池真理子)_書評という名の読書感想文
2018/10/29 | 『墓地を見おろす家』(小池真理子), 作家別(か行), 小池真理子, 書評(は行)
『墓地を見おろす家』小池 真理子 角川ホラー文庫 2014年2月20日改訂38版 都心・新築しかも格安という抜群の条件のマンションを手に入れ、移り住んだ哲平一家。緑に恵まれたその地は、広大な墓地に囲
『花の鎖』(湊かなえ)_書評という名の読書感想文
2018/10/26 | 『花の鎖』(湊かなえ), 作家別(ま行), 書評(は行), 湊かなえ
『花の鎖』湊 かなえ 文春文庫 2018年8月1日19刷 両親を亡くし仕事も失った矢先に祖母がガンで入院した梨花。職場結婚したが子供ができず悩む美雪。水彩画の講師をしつつ和菓子屋でバイトする紗月。花
『薄情』(絲山秋子)_書評という名の読書感想文
2018/09/03 | 『薄情』(絲山秋子), 作家別(あ行), 書評(は行), 絲山秋子
『薄情』絲山 秋子 河出文庫 2018年7月20日初版 地方都市に暮らす宇田川静生は、他者への深入りを避け日々をやり過ごしてきた。だが、高校時代の後輩女子・蜂須賀との再会や、東京から移住した木工職人
『ポイズンドーター・ホーリーマザー』(湊かなえ)_書評という名の読書感想文
2018/08/27 | 『ポイズンドーター・ホーリーマザー』(湊かなえ), 作家別(ま行), 書評(は行), 湊かなえ
『ポイズンドーター・ホーリーマザー』湊 かなえ 光文社文庫 2018年8月20日第一刷 女優の弓香の元に、かつての同級生・理穂から届いた故郷での同窓会の誘い。欠席を表明したのは、今も変わらず抑圧的な
『晩夏光』(池田久輝)_書評という名の読書感想文
2018/08/03 | 『晩夏光』(池田久輝), 作家別(あ行), 書評(は行), 池田久輝
『晩夏光』池田 久輝 ハルキ文庫 2018年7月18日第一刷 香港。この地には、観光客を標的に窃盗する 『スリ』、その盗品を売りさばく 『露店』、出回った盗品を探し出し、持ち主から手数料を得る 『回
『ふがいない僕は空を見た』(窪美澄)_書評という名の読書感想文
2018/05/27 | 『ふがいない僕は空を見た』(窪美澄), 作家別(か行), 書評(は行), 窪美澄
『ふがいない僕は空を見た』窪 美澄 新潮文庫 2012年10月1日発行 高校一年生の斉藤くんは、年上の主婦と週に何度かセックスしている。やがて、彼女への気持ちが性欲だけではなくなってきたことに気づく
『僕が殺した人と僕を殺した人』(東山彰良)_書評という名の読書感想文
2018/05/22 | 『僕が殺した人と僕を殺した人』(東山彰良), 作家別(は行), 書評(は行), 東山彰良
『僕が殺した人と僕を殺した人』東山 彰良 文藝春秋 2017年5月10日第一刷 第69回 読売文学賞、第34回 織田作之助賞、第3回 渡辺淳一文学賞、受賞作品 本作には、少年たちの圧倒的な体温が満
『HEAVEN/萩原重化学工業連続殺人事件』(浦賀和宏)_書評という名の読書感想文
2018/05/04 | 『HEAVEN/萩原重化学工業連続殺人事件』(浦賀和宏), 作家別(あ行), 書評(は行), 浦賀和宏
『HEAVEN/萩原重化学工業連続殺人事件』浦賀 和宏 幻冬舎文庫 2018年4月10日初版 ナンパした祥子を情事の最中に絞め殺してしまった19歳の零。だが警察が到着した時には死体は消えていた。
『羊と鋼の森』(宮下奈都)_書評という名の読書感想文
2018/04/04 | 『羊と鋼の森』(宮下奈都), 作家別(ま行), 宮下奈都, 書評(は行)
『羊と鋼の森』宮下 奈都 文春文庫 2018年2月10日第一刷 高校生の時、偶然ピアノ調律師の板鳥と出会って以来、調律に魅せられた外村は、念願の調律師として働き始める。ひたすら音と向き合い、人と向き
『ぼぎわんが、来る』(澤村伊智)_書評という名の読書感想文
2018/03/09 | 『ぼぎわんが、来る』(澤村伊智), 作家別(さ行), 書評(は行), 澤村伊智
『ぼぎわんが、来る』澤村 伊智 角川ホラー文庫 2018年2月25日初版 幸せな新婚生活をおくっていた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。それは生誕を目前にした娘
『墓標なき街』(逢坂剛)_書評という名の読書感想文
2018/03/02 | 『墓標なき街』(逢坂剛), 作家別(あ行), 書評(は行), 逢坂剛
『墓標なき街』逢坂 剛 集英社文庫 2018年2月25日初版 知る人ぞ知る、あの <百舌シリーズ> 13年ぶりの新作長編。私にとって、高村薫の合田雄一郎シリーズ、大沢在昌の新宿鮫シリー
『ポースケ』(津村記久子)_書評という名の読書感想文
2018/02/21 | 『ポースケ』(津村記久子), 作家別(た行), 書評(は行), 津村記久子
『ポースケ』津村 記久子 中公文庫 2018年1月25日初版 奈良のカフェ「ハタナカ」でゆるやかに交差する7人の女性の日常。職場の人間関係や、睡眠障害、元彼のストーカー、娘の就活、子供がいない・・・