『背高泡立草』(古川真人)_草刈りくらいはやりますよ。
2020/02/05 | 『背高泡立草』(古川真人), 作家別(は行), 古川真人, 書評(さ行)
『背高泡立草』古川 真人 集英社 2020年1月30日第1刷 草は刈らねばならない。そこに埋もれているのは、納屋だけではないから。 大村奈美は、母の実家・吉川家の納屋の草刈りを
『熱源』(川越宗一)_書評という名の読書感想文
2020/02/03 | 『熱源』(川越宗一), 作家別(か行), 川越宗一, 書評(な行)
『熱源』川越 宗一 文藝春秋 2020年1月25日第5刷 樺太 (サハリン) で生まれたアイヌ、ヤヨマネクフ。開拓使たちに故郷を奪われ、集団移住を強いられたのち、天然痘やコレラの流行
『続々・ヒーローズ (株)!!! 』(北川恵海)_仕事や人生に悩む若いあなたに
2020/01/31 | 『続々・ヒーローズ (株)!!! 』(北川恵海), 作家別(か行), 北川恵海, 書評(さ行)
『続々・ヒーローズ (株)!!! 』北川 恵海 メディアワークス文庫 2019年12月25日初版 ごく普通の青年・修司が、ヒーローをつくるお手伝いを始めて早数年。クセ者揃いの依頼人
『美しい距離』(山崎ナオコーラ)_この作品に心の芥川賞を(豊崎由美)
2020/01/29 | 『美しい距離』(山崎ナオコーラ), 作家別(や行), 山崎ナオコーラ, 書評(あ行)
『美しい距離』山崎 ナオコーラ 文春文庫 2020年1月10日第1刷 第155回芥川賞候補作第23回島清恋愛文学賞受賞作 視点人物は、生命保険会社営業教育部で後進の育成にあたって
『ほどけるとける』(大島真寿美)_彼女がまだ何者でもない頃の話
2020/01/27 | 『ほどけるとける』(大島真寿美), 作家別(あ行), 大島真寿美, 書評(は行)
『ほどけるとける』大島 真寿美 角川文庫 2019年12月25日初版 どうにも先が見えなくて、めんどくさくて、将来の夢もわからない - 。確固たる理由もないまま高校を突発的に中退し、
『タイガー理髪店心中』(小暮夕紀子)_わたしの血は、よもや青くなってはないだろうな。
2020/01/24 | 『タイガー理髪店心中』(小暮夕紀子), 作家別(か行), 小暮夕紀子, 書評(た行)
『タイガー理髪店心中』小暮 夕紀子 朝日新聞出版 2020年1月30日第1刷 穏やかだった妻の目に殺意が兆し、夫はつかの間、妻の死を思う。 のどかな田舎町で変転する老夫婦の過去と行く
『主よ、永遠の休息を』(誉田哲也)_せめても、祈らずにはいられない。
2020/01/22 | 『主よ、永遠の休息を』(誉田哲也), 作家別(は行), 書評(さ行), 誉田哲也
『主よ、永遠の休息を』誉田 哲也 中公文庫 2019年12月25日5刷 「名無し少女 推定六歳 完全無修正」 - 共有通信の若き記者・鶴田は、暴力団事務所との接触から、ある誘拐殺人事
『マタタビ潔子の猫魂』(朱野帰子)_派遣OL28歳の怒りが爆発するとき
2020/01/20 | 『マタタビ潔子の猫魂』(朱野帰子), 作家別(あ行), 書評(ま行), 朱野帰子
『マタタビ潔子の猫魂』朱野 帰子 角川文庫 2019年12月25日初版 地味で無口な派遣社員・潔子は、困った先輩や神経質な上司、いじわるな友人たちに悩まされては泣き寝入りする日々。実
『神の子どもたちはみな踊る』(村上春樹)_ぼくたちの内なる “廃墟” とは?
2020/01/17 | 『神の子どもたちはみな踊る』(村上春樹), 作家別(ま行), 書評(か行), 村上春樹
『神の子どもたちはみな踊る』村上 春樹 新潮文庫 2019年11月15日33刷 1995年1月、地震はすべてを一瞬のうちに壊滅させた。そして2月、流木が燃える冬の海岸で、あるいは、小
『文庫版 オジいサン』(京極夏彦)_なにも起きない老後。でも、それがいい。
2020/01/15 | 『文庫版 オジいサン』(京極夏彦), 京極夏彦, 作家別(か行), 書評(あ行)
『文庫版 オジいサン』京極 夏彦 角川文庫 2019年12月25日初版 72歳の益子徳一は定年定職後、公団アパートで一人暮らし。誰かに優しく 「オジいさん」 と呼びかけられたことを思
『 i (アイ)』(西加奈子)_西加奈子の新たなる代表作
2020/01/13 | 『 i (アイ)』(西加奈子), 作家別(な行), 書評(あ行), 西加奈子
『 i (アイ)』西 加奈子 ポプラ文庫 2019年11月5日第1刷 『サラバ! 』 (直木賞受賞) から2年、西加奈子が全身全霊で現代 (いま) に挑む衝撃作! 「この世界
『背中の蜘蛛』(誉田哲也)_第162回 直木賞候補作
2020/01/10 | 『背中の蜘蛛』(誉田哲也), 作家別(は行), 書評(さ行), 誉田哲也
『背中の蜘蛛』誉田 哲也 双葉社 2019年10月20日第1刷 池袋署刑事課の課長・本宮夏生は、管内で起きた殺人を担当する。しかし捜査は、遅々として進まない。そんなとき捜査一課長から
『さんかく』(千早茜)_なにが “未満” なものか!?
2020/01/08 | 『さんかく』(千早茜), 作家別(た行), 千早茜, 書評(さ行)
『さんかく』千早 茜 祥伝社 2019年11月10日初版 「おいしいね」 を分けあえる そんな人に、出会ってしまった。 恋はもういらないと言うデザイナーの夕香。夕香の "まかな
『大人になれない』(まさきとしか)_歌子は滅多に語らない。
2020/01/06 | 『大人になれない』(まさきとしか), まさきとしか, 作家別(ま行), 書評(あ行)
『大人になれない』まさき としか 幻冬舎文庫 2019年12月5日初版 学校から帰宅し、母親に捨てられたと知った小学生の純矢。母の親戚・歌子の家に預けられたがそこはデブ女、無職の中年